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鍼鎮痛レポート

鍼鎮痛には個人差がある。全く作用しない人もいるが、中には小手術まで可能となる人がいることも事実である。今回、低周波鍼通電療法(以下パルス)による鎮痛作用にどの程度個人差があるか実験を行った。同時に背臥位で寝ているだけ(鍼は刺さない)の場合と比較してみた。

低周波鍼通電療法(パルス)
低周波鍼通電療法(パルス)

【対象】

 鍼灸学校学生8人(男性7人 女性1人) 年齢20~30歳

【方法】

パルスをする場合としない場合(寝ているだけで鍼は刺さない)に侵害刺激を10回加えて痛みを感じた回数を計測する。刺激を加える部分は、顔、胸、腹、足、手。パルスは左右の合谷と孔最に刺鍼して行う。
※パルスをする場合としない場合(寝ているだけで鍼は刺さない)の実験は1週間あいだを空けておこなった。

侵害刺激を加えるタイミングは以下の通り。
◆パルスをする場合
まずは背臥位になり、鍼を刺す前に侵害刺激を与えて、痛みを感じた回数を計測。そして、鍼を刺し通電した直後に侵害刺激を与えて痛みを感じた回数を計測。同じように通電5分後、10分後、15分後も計測。最後に鍼を抜き通電を終了して、5分後に計測。

◆パルスなし(寝ているだけで鍼は刺さない)場合
背臥位になり、パルスをする場合と同じタイミングで侵害刺激を与えて計測する。被験者は安静にする。    

【結果】

パルスありの場合とパルスなしの場合(寝ているだけで鍼は刺さない)の平均データを比較してみると、パルスをした方が鎮痛作用のあることがわかる。特にパルスありの15分の時点での痛みを感じた回数は、どの部分でも平均3回以下である。本来、鎮痛作用が顕著になるのは40分間通電した場合であるが、15分でもある程度の作用が確かめられた。パルスありの個人データをみると、鎮痛作用が顕著なのは8人中3人である。この3人は通電終了5分後でも作用が持続していることがわかった。逆に、通電終了と同時に鎮痛作用がなくなってしまう者も3人いた。パルスなし(寝ているだけで鍼は刺さない)の場合は、多少変化はあるが全体的にみて効果があったとは言えない。個人データをみるとパルスなし(寝ているだけで鍼は刺さない)の方が痛みを感じなかった者も1名いた。

ちなみに、パルスありで鎮痛作用が顕著であった3人のすね毛を通電終了直後にむしり取っても、痛みを感じなかった。

【考察】

鍼鎮痛の個人差は、脊髄内のメチオニンエンケファリン分解酵素の活性の違いによると言われている。つまり、メチオニンエンケファリン分解酵素活性が弱い固体は有効群となるらしい。その他、ストレスにより脳下垂体からACTHやβエンドルフィンが放出され鎮痛も起こる。動物実験では脊髄刺激によりGABAの上昇が報告されている。また、炎症局所の免疫細胞がオピオイドペプチドを放出して鎮痛が起こるらしい。この場合、鍼刺激により副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)レセプターやIL-1レセプターが活性されることが条件らしい。

鍼鎮痛の持続時間にも個人差がある。よく、鍼治療により痛みが数日消えたと言う話をきくが、エンケファリンは10分、エンドルフィンは約5時間程度で破壊されてしまうらしい。数日間に及ぶ鎮痛作用は、内因性オピオイド以外によるものであると考えられる。実際に、ナロキソンにより拮抗されない鎮痛もある。つまり、鍼鎮痛はどの鎮痛機序で起こっていのかはっきりと解明されていない。また、個人の体質、体調、気分によっても左右されて一定していないことが今回の実験で再確認できた。

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